
教育の前に、まず「こころの安全基地」を。
次世代の命を守る里親支援にご参画ください。
虐待等の理由により、家庭での養育が困難な子どもたちの一定数は「里親」に託されますが、その多くは幼少期に安心できる環境がなく、「愛着」が形成されていません。
ある里親のもとに託された5歳の女の子のエピソードがあります。家庭に迎えた当初、「何が食べたい?」と聞いても何も答えませんでした。里親は当初「遠慮しているのだろう」と思っていましたが、生活を共にする中で分かったのは、「何も知らないから、リクエストができない」という驚くべき現実でした。 「ピザ」や「お寿司」と答えられるのは、それを食べた経験があるからです。その子は、日常の小さな幸せの選択肢すら知らない状態でした。想像を超える過酷な背景を知ったとき、里親は「胸がえぐられるように苦しかった」と振り返ります。
5歳といえば、無条件に愛され、生きる基盤を育む大切な時期です。しかし、その機会を奪われた子どもたちが今も日本に存在します。 子どもたちには、教育よりも先に「福祉(心のケア)」が必要です。こころの基盤(土台)が整わなければ、その上に教育や自立という未来を積み上げることはできません。実親に代わって子どもを受け入れる里親は、この「愛着の形成」という、極めて重要で重い役割を担っています。
「1年未満のギブアップ」という見えない社会課題と、里親の孤立
背景にある児童虐待の増加に伴い、現在日本では約5,400人の子どもたちが里親のもとで暮らしています。しかし、「1年未満で養育を断念(ギブアップ)してしまう里親が少なくない」という厳しい事実は、社会にほとんど知られていません。
里親ならではの深刻な葛藤があります。託される子どもの大半には実親がおり、それぞれ複雑な事情を背負っています。「途中からの養育」や「親権者が別にいる」など、通常の家族形成とは異なるプロセスの中で、里親は愛しさと辛さを同時に抱え、日々悩み続けています。
通常の子育てであれば、周囲に相談して心の負担を軽減できますが、全国に里親はわずか4,200世帯ほどしかありません。そのため、身近に相談できる仲間を見つけることがほぼ不可能な「孤立状態」にありました。
全国初のオンライン里親コミュニティ「ONE LOVE」の挑戦

この孤立を解消し、最前線で子どもの未来を育む里親を支えるため、日本こども支援協会は2020年4月、全国初となるオンライン里親会「ONE LOVE」を本格オープンいたしました。 立ち上げの際にはクラウドファンディングを実施し、393名の方々から約765万円にのぼる多大なご支援をいただき、このセーフティーネットが実現しました。
実際にサイトを利用する里親の方からは、切実な声が届いています。
「里親になって間もない頃、コロナ禍の外出制限が重なり、誰にも頼れずギブアップ寸前でした。その矢先にこのサイトで仲間と繋がることができ、『諦めずに続けよう』と思えました。この場所を創ってくださり、本当にありがとうございます」
私たちは、特別養子縁組里親、養育里親、専門里親、ファミリーホームなど、すべての里親を「誰ひとり取り残さない」支援の形を目指しています。
次世代への「虐待の連鎖」を予防する仕組みへ
私たちは、この「ONE LOVE」をサステナブルに運営・発展させ、里親支援のセーフティーネットを確固たるものにするため、以下の展開を計画しています。
- 里親向け研修・セミナーの充実: 児童養護施設の子どもたちを週末に家庭へ迎える「週末里親」などのボランティアにおいて、制度上の研修が不足している現状があります。当協会が体系的な研修を提供することで、子どもの安全と担い手の安心を担保します。
- 適切なケアができる里親の育成と増加: 質の高い養育環境を整えることで、子どもたちが愛着を取り戻し、健全に成長できる社会をつくります。
子どもたちが愛されて育つことは、次の世代における「虐待の予防」に直結します。私たちは、この活動を通じて持続可能な社会課題の解決を目指しています。
16年間の地道な活動と、私たちの覚悟



日本こども支援協会は、これまで16年間にわたり地道に啓発と支援を続けてまいりました。
【過去のメディア掲載】
- 『STORY』『致知』『社会教育』などの雑誌・専門誌への寄稿、TOKYO FM・J-WAVE等のラジオ出演、朝日新聞・毎日新聞をはじめとする多数のメディア掲載。
【啓発活動】
- 10月4日「里親の日」に合わせた「全国一斉里親制度啓発OneLoveキャンペーン」を継続開催。全国の自治体や児童相談所、ボランティア等延べ800名規模で、累計18万枚の街頭啓発資材を配布。
代表の岩朝は自らも「養育里親」であり、現場で傷つく子どもたちを目の当たりにしてきました。「そもそも里親が必要とされない社会(虐待のない社会)を目指す」という強い決意のもと、長年無償でこの活動を牽引しています。
過去には、あまりの養育の難しさに悩み、孤立した末に自ら命を絶ってしまった里親の悲しい事件もありました。「二度と子どもを傷つけたくない、裏切りたくない」と極限まで追い詰められる里親を、これ以上生み出してはなりません。「ONE LOVE」が機能し、社会全体で里親を支える仕組みがあれば、こうした悲劇は防げると信じています。
御社(貴社)の思いを、子どもたちの未来へ託してください
「子どもの未来を、社会全体で支える仕組み」へ。 次の世代に、暴力や貧困、孤独を相続させないために。
企業の皆様におけるCSR(企業の社会的責任)活動やSDGsへの取り組み、またサステナブルな社会実現へのパートナーとして、当協会への資金面でのご参画・ご協働を心よりお願い申し上げます。

ご寄付・参画の方法
当協会の活動は、皆様からの温かいご寄付・会費(法人会員・パートナーシップ)によって成り立っています。いただいた資金は、以下の社会的養護の推進と里親支援に大切に充てさせていただきます。
【主な使途】
・里親制度、養育里親の認知調査
・里親制度の啓発
・里親になった後のサポート
・専門家によるセミナー開催
・里親同士の交流・支援サロン
・弁護士・公認心理士による個別相談
・その他、地域ごとの各種サポート
・研究機関による里親への調査協力
・政策提言
【お手続き方法】
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■三井住友銀行
生駒支店 普4019712
特定非営利活動法人日本こども支援協会
代表理事 岩朝しのぶ
■ゆうちょ銀行
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00910-3-175252
特定非営利活動法人 日本こども支援協会
・他銀行からゆうちょ銀行へのお振込の場合
店名 〇九九
当座 0175252
特定非営利活動法人 日本こども支援協会
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