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国際協力のプロジェクト
たばこから野菜へ!バングラデシュ・ラムー郡の小規模農家の未来をひらく、ソーラー発電式ポンプ井戸の建設を応援!
寄付控除対象
期間限定
今回のみ
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累計寄付額
139,000
寄付者
17
目標額
700,000

達成率
19
%

残り
16
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IVY
認定NPO法人
プロジェクト概要
たばこ畑にサヨナラ! バングラデシュの農家の健康と暮らしを変える第一歩を、応援してください! バングラデシュ南東部コックスバザール県ラムー郡では、乾季の水不足から、多くの小規模農家が健康被害や土壌劣化を招くたばこ栽培に頼らざるを得ません。 私たちIVYは、乾季でも野菜栽培ができるよう、ソーラー発電式ポンプ井戸の建設を目指します。電気のない場所でも太陽光で水を汲み上げ、野菜栽培だけで収入を得られる環境を整えます。 たばこ栽培による健康被害を防ぎ、農家が自立し、地域が持続可能に発展するための第一歩に、ぜひご支援をお願いします!

たばこ畑にサヨナラ!

バングラデシュの農家の健康と暮らしを変える第一歩を、応援してください!

私たちは、山形県の認定NPO法人IVY(アイビー)です。

このプロジェクトは、バングラデシュ南東部コックスバザール県ラムー郡の小規模農家の人々の生活を改善するためのものです。

乾季の水不足とたばこ栽培の悪循環を断ち切り、持続可能な農業で自立を支援します。

乾季の水不足が、たばこ栽培の引き金に

ラムー郡のたばこ栽培地には、たばこの葉を乾燥させる小屋が立ち並ぶ

ラムー郡の農家はどうして、たばこを栽培しているの?

バングラデシュ・ラムー郡の農村部では、多くの小規模農家が乾季の深刻な水不足に直面しています。灌漑施設が乏しく、主要河川(バッカリ川)の水と天水に頼った農業が主流のため、雨季にしか作物が育たず、乾季は収入が激減し、農家の生活は困窮してしまいます。

換金作物であるたばこ栽培を選択せざるを得ない理由がここにあります。たばこは乾燥に強く、水やりも不要なため、乾季にたばこを収穫して、まとまった現金収入を得ることができるのです。

しかし、たばこ栽培は健康被害や土壌の疲弊といった深刻な弊害を伴い、農家の人々の未来を脅かしています。

たばこ栽培による健康被害(世界保健機関「2023年世界禁煙デー」のページより抜粋)

青たばこ病(Green Tobacco Sickness - GTS)】

たばこの葉を触ると肌からニコチンが吸収されるため、吐き気や頭痛・めまい、下痢症状など、様々な症状が引き起こされます。

それ以外にも、農薬による健康被害、たばこの乾燥プロセスで煙やほこりを大量に吸い込むことによる呼吸困難、脳梗塞などもあります。

さらに、たばこ栽培による健康被害は医療費の増加を招き、困窮する農家の家計に追い打ちをかけています。

乾季に安定した現金収入を得る手段がないため、たばこ栽培から抜け出せない農家の人々の苦しい現状があります。この悪循環を断ち切ることが、ラムー郡の農家が持続可能な未来を築くために必要となります。


『全身が痒くて、つらい…』 たばこ栽培による皮膚疾患を訴える農家の女性

全身の皮膚疾患、診療費や薬代の出費・・・
それでも、収入を補うため、たばこ栽培をやめられない現実があります。


小規模たばこ農家 アミール・フセインさん

私を含め、たばこ栽培をしている農家は、味覚異常、喘息、皮膚疾患、目の異常、子供の喘息やアレルギー症状などを訴えています。健康被害が深刻で、しかも重労働なタバコ栽培は早くやめたいと思っています。

それでもたばこ栽培を続けるのは、前金がもらえるのと、野菜のように売る場所を考えなくてもよいから。もし栽培した野菜を売る市場や仲買人との橋渡しをしてもらえるなら、とてもありがたいです。野菜だけで生計を立てられるなら、たばこ栽培はやめて野菜のみに切り替えたい。

次のシーズンから、たばこ会社が契約農家を今の半分に減らし、高品質な葉を生産できる大規模農家だけと契約しようとしているらしいです。私らのような小規模農家のたばこは品質が安定しないからでしょう。たばこで収入が得られなくなったら、今よりずっと生活が苦しくなります。


健康に不安を抱える シャムスン・ナハルさん

タバコ栽培をはじめてもう5年になりますが、それ以来、手や足のかゆみに悩まされています。夫に先立たれ、私が家計を支えていますが、野菜からの収入は少ないので、タバコ栽培に頼るしかありません。

この地域は医療機関が少なく、満足に治療が受けられないので都市部まで行かなければなりません。医療費に加えて交通費までかかるので、より生活が圧迫されています。

また、普段は地元から出ることがないので、都市部まで通院するのは精神的にも大きな負担を感じています。

左:シャムスンさん。手足のかゆみがひどい。

右:別の女性の写真。このような皮膚炎が全身に広がっており、たばこを栽培しない時期には少し収まるとのこと。


たばこ栽培をやめ、夫婦で農業を営む モハメド・シャロームさん

以前はたばこを栽培していました。重労働なわりに、思ったほど利益があがらなかったので、今はたばこ栽培はやめて、野菜に絞っています。

妻がIVYの事業で農業研修を受けて、学んできたことを一緒に実践しています。

うちの畑は丘の上にあるので、雨季に浸水することはありませんが、土が流されてしまうなど大変なこともたくさんあります。それでも、夫婦で野菜栽培を頑張っています!

今は豆やレッドアマランス(栄養価の高いスーパーフード)などを育てています。事業では、野菜栽培技術のサポートも受けられて、とても助かっています。

アミールさん、シャムスンさんは、野菜栽培による収入が不足しているため、たばこ栽培を続けるしかない現実があります。逆に、野菜の収穫量が増え、効率的な出荷で収入が上がれば、たばこ栽培はやめられる、ということをモハメドさん夫婦が証明しています。


ソーラー発電式ポンプ井戸で、乾いた大地を潤す

井戸で水をくむ女性たち

このプロジェクトでは、乾季の農業用水の不足を解消するため、ソーラー発電式ポンプ井戸の建設を目指します。

電気がない場所でも太陽光の力で水を汲み上げ、農業に利用することが可能です。ラムー郡の小規模農家が、井戸の水を利用して乾季でも野菜を育てることができるようになり、たばこ栽培に依存せずに済むようになるのです。

同じコックスバザール県内で井戸を建設しているようす

【 プロジェクトが目指していること 】

  • 井戸があれば、乾季でも野菜を育てられます
  • 乾季に栽培した分、野菜の販売収入が増えます
  • 有害なたばこ栽培に頼らなくてもよくなります
  • それが、農家の方々の健康を守ることにつながります

ソーラー発電式ポンプ井戸がつくり出す未来
 

乾季の収入が3倍以上アップするので
年間収入も増加します。

乾季にも野菜を収穫し収入が得られるので
農業収入の季節的な変動が少なく
なります。
目標:収入の季節変動を2割以内に抑制

乾季に収入があるので
たばこ栽培に頼らなくてすみます。
たばこの葉を取り扱わなくなるので
健康改善と医療費の負担軽減に繋がります。

たばこは、多くの化学肥料を使い
土地を疲弊させます。

たばこの栽培をやめて1年後には
跡地にマメ科植物等を植えて収穫できます。
野菜の販売で、たばこの3倍以上の収入が得らます。

化学肥料に代わり、牛糞を用いたミミズ堆肥や鶏糞・生ごみの混合堆肥などを導入し、持続可能な農業が展開されていきます。

そして、コミュニティが変わる・・・

  • たばこ栽培より持続可能な農業の方が収益があることがコミュニティで知られるようになり、地域全体でたばこの廃作が進んでいきます。
  • 小規模農家の生計が向上することで、地域全体が活性化し、貧困の連鎖を断ち切る一歩につながります。

寄付金は、どのように使われるの?

クラウドファンディング目標金額:70万円

ソーラー発電式ポンプ井戸建設費用:1か所あたり35万円x2か所=70万円

【1か所あたりの費用(35万円)内訳】
資機材費 27万円
工賃・手数料(資材運搬費含む) 8万円

ネクストゴール:105万円

ソーラー発電式ポンプ井戸建設費用35万円x3か所105万円 (井戸を1か所追加


ご支援のお礼

クラファン終了後すぐに、サンクスカードをメールでお送りします。

ソーラー発電式ポンプ井戸の建設が終わり次第、写真付き完了報告書をメールでお送りします。

IVYへの寄付金は税制上の優遇措置の対象となり、確定申告の際、所得税の控除を受けることができます。

詳細はこちらから

★30,000円以上ご寄付いただいた方限定★

現地の様子がわかる限定動画をお届けします!


プロジェクトのスケジュール


※現地の天候等により、遅延が生じる可能性があります

応援メッセージ

ラムー郡カウアルコプユニオン議長 シャムスル・アラムさん

IVYは2025年からカウアルコプユニオンで事業を実施しています。野菜栽培と養鶏の近代的な技術を農家に指導し、農家の収入向上が期待されています。

ラムー郡は、年の半分近い乾季は水不足で野菜を栽培することが難しく、農家が充分収入を得られません。井戸の設置で水不足が解消されれば、乾季の野菜の生育が良くなり、農家が明るい未来を描けるようになります。

それを実現するためのクラウドファンディングへのご協力をお願いします!


IVYのご紹介

IVYは、山形県生まれの国際協力NGO。1991年の設立以来、東北と世界9カ国において、困難に直面している人々を支えてきました。

現在は、バングラデシュのほか、イラク、シリア、ウクライナ、そして東北地方で、農業、教育、職業訓練、保健医療分野の支援活動を行っています。

シリアでは国内避難民の方々に食料を配布

バングラデシュでは2017年のロヒンギャ難民流入をきっかけに、2018年からコックスバザール県で活動を開始。2022年からは、大量の難民を受け入れた地元コミュニティで、特に脆弱な世帯に対し、生計向上のための農業支援・インフラ整備の支援を行ってきました。

コックスバザール県南端にあるテクナフ郡では、3年間の支援活動により、野菜栽培・養鶏の研修を受講したり、建設した井戸や農道を日常的に利用した受益者は1万人に上ります。

IVYの農業研修を受けた農家の人たちの90%以上が収入が25%以上増加し、暮らし向きが良くなりました。

子どもが学校に行けるようになった。

病気の家族のための薬が買えるようになった。

未来に向けて一歩前に踏み出すための支援は、着実に実を結んでいます。


最後に・・・

乾季の水不足が原因で、有害なたばこ栽培を継続せざるをえないラムー郡の小規模農家の人々にとって、この井戸は、単に農業用水を得るためのものではなく、健康で豊かな生活への希望の光です。

このプロジェクトは、私たちだけの力では達成できません。

どうか、あなたの力を貸してください。

このプロジェクトへのご支援が、バングラデシュ・ラムー郡の農家の未来、そしてこどもたちの笑顔へと繋がることを、心より願っております。


このプロジェクトは「ケイズハウスNPO助成プログラム」の認定プロジェクトです。

「ケイズハウスNPO助成プログラム」では、寄付決済時に発生する決済手数料を株式会社ケイズハウスが協賛することで、寄付者の想いがこもった大切な寄付金を全額NPOに届けます。さらにクラウドファンディングの目標金額を達成した団体には追加助成を実施予定です。

日本国内の難民・在留外国人の生活や日本国外の困難を抱える外国人の生活をサポートし、 世の中が少しでも良くなることに貢献することを目指します。

▼ケイズハウスNPO助成プログラム特設サイト
https://congrant.com/jp/corp/k...
▼ケイズハウス公式サイト
https://kshouse.jp/index.html
▼ケイズハウスでは一緒に働くスタッフを募集しています
https://kshouse.jp/employment....


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IVYは、山形県生まれの国際協力NGO。1991年の設立以来、東北と世界9カ国において、困難に直面している人々を支えてきました。 どんな世界の片隅でも、誰も取り残さないように、IVYは行動し続けます。