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子どものプロジェクト
【フードバンク グッドごはん】お米を含む食品をひとり親家庭に
寄付控除対象
期間限定
今回のみ
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グッドネーバーズ・ジャパン
認定NPO法人
プロジェクト概要
認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンは2017年より日本国内の子どもの貧困対策事業として、低所得のひとり親家庭を対象としたフードバンク「グッドごはん」を運営し、食品支援を行っています。 「グッドごはん」では、ひとり親家庭等医療費受給者証をもつ、所得が限度額未満のひとり親家庭を対象に、首都圏、近畿および九州における約40か所の配付拠点にて、お米や調味料、レトルト食品、お菓子など、毎月カゴいっぱいの食品をひとり親家庭に配付しています。 今、お米の小売価格が以前の2倍ほどになったことで、多くの家庭の食卓が影響を受けています。 「私がお米を食べるのは、子どもが食べた後に余った時だけ。 お粥や雑炊にしてかさましをしています。これ以上お米の値段が上がったら、本当に困ります」 「次にどのくらいの量を購入できるか見通しが立たず、炊く量を減らしています。子どもたちは遠慮しているのか「そんなに食べなくても大丈夫だよ」と言うようになりました」 グッドネーバーズ・ジャパンは、支援を必要とするすべての家庭へ確実にお米を含む食品をお渡しするため皆様へのご協力をお願いしております。

活動・団体の紹介

認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンは、世界40カ国以上で活動する国際組織グッドネーバーズ・インターナショナルの一員で、海外と国内で子ども達のこころと身体を守る国際NGOです。 2004年に設立され、2013年には公益性の高い団体である「認定NPO法人」として東京都から認可を受けています。
海外ではアジア・アフリカなどにおける開発支援、日本国内ではひとり親世帯を対象とした食品支援を行っています。また、国内外で自然災害や紛争等が発生した際は、被災地及び避難先地域で、緊急人道支援に取り組んでいます。

グッドごはんとは

「グッドごはん」とは、ひとり親家庭等医療費受給者証をもつ、所得が限度額未満のひとり親家庭を対象に、食品を毎月無料で配付する事業です。
首都圏、近畿および九州における約40か所の配付拠点にて、企業や個人の寄付によって集まったお米や調味料、レトルト食品、お菓子など、カゴいっぱいの食品をひとり親家庭に配付しています。
※通常、配付拠点に直接取りに来られる方を対象に食品を配付しています
※生活保護受給中の方は対象外です
当事業は2023年、第11回食品産業もったいない大賞」において、「農林水産省大臣官房長賞」を受賞しました。

活動の背景、社会課題について

厚生労働省が公表した「2022年国民生活基礎調査」によると、2021年の子どもの貧困率は11.5%と前回調査(2019年)より改善傾向にあるものの、ひとり親世帯の貧困率は44.5%と半数近くが相対的貧困の状態です。

学校給食がなくなる夏休み期間は、家庭での食費負担が増えるなど出費がかさむ傾向があり、経済的に厳しい状況にあるひとり親家庭では生活のさらなる困窮が懸念されます。グッドネーバーズ・ジャパンが「グッドごはん」を利用する家庭へ行った調査では、学校の長期休み中、1日2食以下となる子どもの割合が増加する実態も明らかとなりました。加えて、昨今はお米をはじめとする食品価格の高騰が続いており、暮らしの厳しさに拍車をかけています。

「子どもの学校の長期休み期間中におけるひとり親家庭の暮らしの状況に関するアンケート(2025年6月)」より

食品の受け取りを希望する家庭が増加

2017年9月の事業開始以降、食品の受け取りを希望する家庭は増加し続け、2025年6月までにおける食品配付世帯数はのべ14万世帯に達しました。

これまでの活動中には新型コロナウイルスのパンデミックや、現在も続く物価上昇などが生じ、困窮家庭は一層脆弱な立場に置かれることとなりました。社会情勢の混乱に呼応するかのように、グッドごはんの支援を求めるひとり親家庭の数も増加しています。
2025年6月の「グッドごはん」での食品配付世帯数は、前年同月比7割増・過去最多の5,654世帯に達しましたが、家計が一層逼迫する7月から8月の夏休み期間には、支援を必要とする家庭がさらに増える可能性があります。

グッドごはん活動報告 (2025年6月配付の報告より)

新規登録
世帯数
306世帯(首都圏121世帯、近畿117世帯、九州68世帯)
配付日・場所42カ所46回(首都圏23カ所24回、近畿13カ所14回、九州6カ所8回)
配付世帯数5,654世帯(首都圏2,439世帯、近畿2,143世帯、九州1,072世帯)
配付世帯の
子どもの
合計人数
9,590人(首都圏4,015人、近畿3,710人、九州1,865人)
累計配付世帯数(のべ)(2017年9月から)145,348世帯

深刻化する食の困難

「グッドごはん」を利用するひとり親家庭の多くは、厳しい経済状況のもとで生活しています。グッドネーバーズ・ジャパンが2025年2月に同家庭へ実施した調査では、回答者の約半数が世帯年収200万円未満(各種社会手当・養育費・同居家族の収入含む)であると回答しました。
こうした生活環境において、物価の上昇はさらなる負担となり、必要な食料を自ら購入することが一段と難しくなっています。実際、食品支援がなければ日々の食事を賄えないとの切実な状況も聞かれ、グッドごはん利用者からは、切迫した様子を訴える声が多く寄せられています。

グッドごはん利用者の声

「金銭面で栄養バランスよりもかさましをして、見た目だけでもと思って昨年の夏なんとかやり過ごしたが、秋に子供の体重が減っている事に気づき、成長期の今しか体を作れない期間にとんでもない事をしてしまったと、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだが、物価高に追いつかず、食費を工面するのにとても苦労している。」

「子どもにはなんとか食べさせますが、とにかく自分は二の次、三の次。ただ、前回の冬休みでご飯を食べなさ過ぎて、胃が痛くなり家でうずくまったまま立てなくなったことがあり、せめて一日一食は食べようと思いました。」

「給食がないため毎日弁当を作って学童に通っています。お米が高かろうと弁当が必要です。備蓄米が安くても手に入らないです。働いているので、備蓄米人気に買いにもいけず売り切れしか見てないです。結局、高いお米しか売ってないです。夏休み、心配です。」

寄付金の使い道について

価格高騰の影響で調達が難しくなっているお米を、すべての対象家庭に必ずお渡しします。「グッドごはん」では、1家庭あたり2kgのお米を全家庭へ配付するため、月に12トン近くのお米が必要となります。子どもの成長に欠かせない主食を安定的に届けることは、現時点での最重要課題です。

ご寄付はお米を含む食品の調達・管理、食品配付の運営、運搬費、倉庫の維持費、管理費、広報活動等に使われます。
食品は現物寄付を呼び掛けておりますが、物価上昇の影響や、企業による食品ロス削減の推進なども相まって、今般では全国各地のフードバンクで食品寄付が減少している状況がみられます。「グッドごはん」においても、同様の課題に直面しています。

それでもグッドネーバーズ・ジャパンは、支援を必要とするすべての家庭へ確実にお米を含む食品をお渡しするため、配付用の米や食品を適切に購入することで必要量を補うといった対応も講じながら活動してまいります。また、低所得のひとり親家庭に対する食支援の必要性をより多くの方にご理解いただけるよう発信を続け、支援へのご協力を呼びかけてまいります。

✔ 3,000円のご寄付で、1世帯分の食品に
✔ 6,000円のご寄付で、2世帯分の食品に
✔ 12,000円のご寄付で、4世帯分の食品に

※食品には2kgのお米が含まれます。
※食品を提供するために必要となる、食品の調達・管理、食品配付の運営、設備等の費用が、1世帯あたり約3,000円です。

空腹に苦しむ子どもを誰ひとり取り残さないよう、どうか温かいご支援をお願いいたします。


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寄付先について
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グッドネーバーズ・ジャパン
qualification認定NPO法人

グッドネーバーズ・ジャパンは、海外と国内で子ども達のこころと身体を守る国際NGOです。2004年設立され、「子どもの笑顔にあふれ、誰もが人間らしく生きられる社会」 を目指して国内外で活動しています。