
私たちについて
私たち子育てネットひまわりは地域の親子が安心してつながり、支えあえる地域社会をつくりたいと香川県高松市で2005年3月から活動しています。子どもたちを真ん中において、みんながつながり「わいわいガヤガヤ」と交流する中で、頼り頼られる仲間と出会う中で ともに学び、ともに成長していく ―― そんな「親育ち・子育ち」の時間を大切にしています。
私たちの活動の真ん中は乳幼児の親子ひろば。小さなハイツの2部屋でのアットホームな親子のセカンドホームです。
誰しも子育てのはじまりはおなかに赤ちゃんがやってきたその日から。その妊娠期から小学校入学までの約100ヵ月を人格基盤を築くはじめの重要な時期としてこども家庭庁も「はじめの100か月育ちビジョン」として掲げています。私たちは活動の中で子どもはもちろん、その養育をする親たちもまた「幸せな状態」ウェルビーイングであることを目指して、成長の支援、応援を目指して多様な活動をしています。
また、乳幼児期に留まらず、学齢期の子どものいる世帯、またひとり親世帯(プレシングル世帯も含む)を対象にした活動にも取り組んでいます。家族の形、子どもの育ちは個々に違い、オンリーワン!それぞれの在り方を受容しながら、「ここにつながってよかった」「子どもがいたから〇〇ができた」などポジティブな経験を重ねながら、自分らしい一歩を踏み出していけるよう、隣に寄り添う伴走者(パートナー)であれるように関わっていきます。
すべての取り組みは子育て家庭を応援したい多様な主体(行政、民間企業、各種団体、コミュニティ)と連携、協働するなどソーシャルワークの視点を大切に子ども真ん中の地域づくりを進めています。
【主な活動】
• 地域子育て支援拠点「ひまわりはうす とことこ」 親子の居場所づくり
• 利用者支援事業「たかまつ地域子育て支援コーディネーター」による相談支援
• ひとり親家庭を支える「ひとり親パートナーズ」
• 妊娠期からの支援「ひまわりマタニティ部」
• おもちゃ図書館や子育てサロンの運営
• 子ども食堂ネットワーク事務局としての地域との連携
【企業・各種団体との連携事業】
・ひとり親世帯向け ハレの日のお食事券プレゼント(株式会社平井料理システム×株式会社サントリー)
・困窮世帯のこどもたちに眼鏡を届けるプロジェクト(株式会社パリミキ×一般社団法人チャイルドライフサポートとくしま)
活動の背景、社会課題について
1.活動の背景・社会的課題
【地域で過ごす豊かな時間の減少】
近年、女性の社会復帰は年々早まる傾向にあります。私たちが出会う親子の中にも、妊娠中から保育所の相談を始めたり、産後わずか数カ月で保育施設を見学する方が増えています。こうした背景には、職場の人手不足や非正規雇用の増加など、早期復帰を求める社会構造があります。その結果、親子が地域で過ごす時間が短くなり、地域で子育てを学んだり、子どもの遊びや体験を考える場が不足しています。また、発達や障がいを持つ子どもの親からは、公園などの遊び場などで遊ぶことをためらうなど、地域社会から孤立してしまうという声があります。
【ひとり親世帯の体験格差】
一般的な子育て家庭以上に地域との接点が持ちづらいのがひとり親世帯です。 私たちが「ひとり親パートナーズ」という活動でつながる1,000世帯を超えるひとり親世帯についての課題を見ると、子育て、家事、仕事などすべてを親ひとりで担う中で、負担感や不安が多重に重なり、心身ともに疲弊してするなどの相談も多くあります。また、ひとり親ならではの時間的な余裕のなさや経済的事情により、一般的な家庭と比べて学校以外の体験活動の豊かさが低い現状があります。9人に一人が「相対的貧困」と言われる中で、とりわけひとり親世帯の場合は半数となり、これは「先進国最悪レベル」となっています。
この「相対的貧困」は「絶対的貧困」のように今日明日の生き死にに関わることだけはありません。生存はできるけれど、社会の中で「普通」とされる暮らしから大きく離れてしまう状態を言います。それで十分だとみなさんは思われますか。
この状態を例えるとクラスのほとんどの子が人気のおもちゃで遊んだ経験があるとします。自分はおもちゃを持っていない子はまずはそれで悲しい気持ちを経験するでしょう。しかし、それだけでなく この子どもは友達みんなの遊びの話題に入っていくことすらできません。そうして「遊びたいけれど遊びたかった」「他の子はできたけれど自分はできなかった」という喪失感や劣等感や諦めを積み重ねていくのです。その積み重ねによる自己肯定感の低下などから人間関係の構築や社会参加に制限が出ることなど将来的な影響も出てきます。
では、おもちゃを購入してあげられない親たちの努力が足りないということになるでしょうか。現在、ひとり親家庭の現状は昨今の物価高、光熱費の値上げの影響がじわじわ生活を圧迫しています。もともと楽ではない状態が悪化し、子どものおやつ購入にはじまり、おもちゃや絵本を十分にそろえることが難しいという声も聞かれます。子どもの願いをかなえてあげられなかった親たちは「させてあげられなかった」という罪悪感に悩みます。このように、創造的な遊びの機会には深刻な格差が生じています。このような社会課題からもすべての子どもが安心して遊び、学び、地域とつながることのできる環境づくりが求められています。
2.活動の目的
子どもの誕生から約100ヵ月(8年間)は、脳や心の発達が最も大きい大切な時期です。この時期に、良質な遊びや体験を通して心と体、社会性を育むことは、子どもの人生の根っこを育てることにつながります。私たちは「遊びは心と体、社会性を育む栄養である」という理念のもと、すべての子どもが個別の事情に左右されることなく、遊びや体験を通して成長できる場を保障したいと考えています。障がいの有無や家庭の経済状況に関わらず、誰もが安心して良質な遊びと出会うことができる「おもちゃ図書館」による子育て支援を目指します。また、貸し借りに立ち寄る際のなにげない関わりの中で普段からつながり、困りごとや不安、日々の変化が小さい間にキャッチアップするなど、親子と地域をつなぐセーフティネットをつくることも、本事業の大切な目的です。
3.事業内容
本事業では2019年より運営しているおもちゃ図書館の機能をより多くの子どもたちにとって楽しく、安心できる場所としての価値を充実させていくプロジェクトです。まずは幅広い年齢に対応した良質で豊かな遊びを育むおもちゃや絵本をそろえます。また、県内のひとり親家庭にも利用しやすい環境を整えるため、登録費用の全額免除や当事者向けサロン、出張おもちゃ図書館の開催します。家族の事情に関わらず、地域で遊びに出会う機会を積極的に創出することは「借りに来るのを待つ」だけでなく、遊びを地域に積極的に届けるプッシュ型の取組みとなるだけでなく、多くの親子との出会いにつながるアウトリーチ型支援のツールにもなります。
4.期待される効果
おもちゃ図書館では子どもたちが自分の手でおもちゃを選びます。その小さな決断を通じて意思決定力や主体性が育まれる姿はとても尊いものです。また、おもちゃを期限内に貸し借りをすることを通して、友だちや地域との関わり方を学ぶ社会性も少しずつ身についていきます。
乳幼児期から「はじめの100ヵ月」は、子どもの心と体、そして社会性の基礎がつくられる大切な時間ですから、良質なおもちゃが育む遊びの時間は心の栄養となり、体を動かす経験は運動能力や手先の器用さを育む身体の栄養となります。
また、おもちゃで親子で一緒に遊ぶ時間は子どもに「自分は大切にされている」という安心感を届けます。その安心感が、愛着やコミュニケーション力の成長につながり、子どもが自信を持って未来に踏み出す力になります。おもちゃ図書館は、ただおもちゃを貸す場所ではありません。地域の子育て支援とつながる“心地よい居場所”として、親子が気軽に立ち寄り相談できる場となり、子どもたちの「遊びの栄養」と親子の安心の輪を広げる効果が期待されます。
活動内容の詳細、実績について
本事業では、2019年から継続しているおもちゃ図書館の運営を基盤に、幅広い年齢層の子どもが利用できるよう機能をさらに充実させ、より多くの子どもたちに“遊びのチャンス”を届けます。
具体的には ①おもちゃ・絵本の貸し出し拡充、②親子交流と相談の場づくり、③出張おもちゃ図書館の実施、④ひとり親家庭・障がい児家庭への支援強化 以上4つを活動の柱とします。
①【おもちゃ・絵本の充実】
年齢や発達段階に応じた木製・知育・協同遊び系のおもちゃを新たに導入し、家庭では得にくい遊びの体験を提供します。
②【親子交流と相談の場】
貸出日にスタッフやボランティアが常駐し、遊びを通じて親子が自然に交流できる環境を整えます。保護者が育児や発達に関する不安を気軽に相談できるよう、専門職との連携も行います。
③【出張おもちゃ図書館】
交通手段が限られる家庭や地域にも「遊びの機会」を届けるため、保育園・地域センター・子ども食堂などへの巡回貸出を実施します。
④【ひとり親・障がい児家庭支援】
登録費用の免除や当事者サロンの開催を通じて、経済的・心理的な孤立を防ぎ、安心して子育てできる地域のつながりを育てます。
年間の利用親子は約200組。新しいおもちゃや出張活動を通じて、より多くの子どもが遊びや出会いを楽しめるようになります。遊びを通じた成長と親子の笑顔を広げ、地域が子育てを見守る温かい循環をつくっていきます。
代表者メッセージ
はじめまして、子育てネットひまわり代表の有澤陽子です。
私たちは2019年より、おもちゃ図書館を通じて、すべての子どもに安心して遊べる場所を届ける活動を続けてきました。遊びは子どもの心と体、そして社会性を育む大切な栄養です。
しかし、家庭環境や経済状況によって、十分に遊ぶ機会を得られない子どもがいるのも現実です。私たちが普段活動をする中で多くのひとり親家庭に接します。ひとり親ならではの時間的な余裕のなさや経済的事情により、一般的な家庭と比べて体験の機会が乏しいことを感じています。その結果 子どもたちの「体験したかったけれど体験することができなかった」と子どもたちが喪失感、諦めを感じる場面が少なくありません。
このクラウドファンディングでは、そんな子どもたちがのびのびと遊べる環境を広げたいと考えています。親子が安心してつどう場所や外出が難しい家庭にも届きやすい場所への出張おもちゃ図書館、そしてひとり親家庭の利用を応援するなど支援も充実させます。
皆さまのご支援が、子どもたちの笑顔と親子の絆、地域のつながりを広げる力になります。どうぞ応援よろしくお願いいたします!
寄付金の使い道について
今回のクラウドファンディングでは、以下の用途として参加費併せて100万円を目標とします。
皆さまからのご支援は以下大切に使わせていただきます!継続寄付も大歓迎です。どうぞよろしくお願いいたします
• おもちゃ・絵本の購入費:40%
• 出張おもちゃ図書館の運営・交通費:25%
• 当事者サロンの開催費・広報費:20%
• 備品・管理費:15%

