年々増え続ける児童虐待ー子どもを傷つけない社会にするためには
- キャンペーン期間2025年11月5日 00:00~2025年12月15日 23:59
外からは気づきにくい「児童虐待」
本来、愛され守られるはずの子どもが、深い傷を負っています。
児童虐待の件数は年々増え続け、その背景には貧困や保護者の精神的な問題、家庭の孤立といった社会的課題があります。
もう、虐待によって命を落とす子どもや、心に消えない傷を負う子どもを生み出してはいけません。
そのためにまず必要なのは、虐待の現状や背景を正しく知ること。
そして、私たち一人ひとりにできることを考えることです。
あなたの小さな一歩が、子どもを守る大きな力になるかもしれません。
1. 児童虐待の現状(子ども虐待の現状)

*1:子ども虐待防止「オレンジリボン運動」ホームページ 2025、「統計データ児童相談対応件数」こども家庭庁
日本では、虐待によって年間50人以上の子どもが命を落とし、1週間に1人の割合で死亡事例が発生しています。さらには、年々児童虐待が増加しており、2023年の相談件数は約22万件を上回り、10年前のおよそ3倍になっています。(*1)虐待には、身体的虐待・性的虐待・心理的虐待・ネグレクトの4種類がありますが、実際には暴力と脅し、性的行為と暴力など、複数の形態が絡み合って起こることが少なくありません。

2.外から見えにくい虐待
身体的虐待は外傷から気づかれることも多い一方で、服で隠れる部分だけを狙う場合もあります。性的虐待は告白や周囲の気づきがなければ発覚しにくく、脅迫によって沈黙を強いられる子どももいます。心理的虐待は、恐怖や無視、差別的な扱いなどによって子どもの心を深く傷つけます。ネグレクトは、食事や医療を与えない、放置するなど基本的な養育の拒否を指し、乳幼児の死亡にも直結します。しつけと虐待の線引きは難しいものの、「子どもが耐え難い苦痛を感じることは虐待」と考えるべきです。(*2)
*2:子ども虐待防止「オレンジリボン運動」ホームページ 2025、「子どもの虐待とは」
3. 児童虐待の背景にある「貧困」「家庭の孤立」
児童虐待をすべて「親のせい」にしてしまうのはよくありません。問題はそうさせてしまった社会にもあります。児童虐待の背景には、貧困や保護者の精神的問題、そして家庭の孤立があります。経済的に追い詰められたり、頼れる人がいない状況では、ストレスの矛先が子どもに向かってしまうことがあります。一方で、地域に支え合いのつながりがある場所では、子育ての負担が軽くなり、虐待の芽を摘むことができます。子どもを守るためには、親を孤立させない社会の仕組みが必要です。(*3)
*3:認定NPO法人児童虐待防止協会 2025、「子ども虐待とは 」

4.子育てを支えるのはあなたのやさしさです
11月は「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」の月です。
子どもたちの笑顔を守るために、私たち一人ひとりができることを考える大切な時期でもあります。子育てをする中では苦労も多く、周りの理解がなければ赤ちゃんに微笑みかけたり、階段で困っている親子を見かけたらベビーカーの持ち運びを手伝ったり、そんな些細なあなたの行動が、子育て中の親子の心の支えになります。日頃からお付き合いがあるなどご存じの親子で、気になる方がいる場合は、声をかけるなどしてみてください。お互いに育児の悩みを話せたり、子どもを一緒に遊ばせたりできる相手がいれば、心が少しおだやかになるでしょう。もう子どもを傷つけないために、あなたが、お母さんお父さんの子育ての苦労を知って、少しでも理解しようとする気持ちが子どもを虐待から守ることにつながるかもしれません。(*4)
*4:子ども虐待防止「オレンジリボン運動」ホームページ 2025、「個人の方にできること」

5.寄付というカタチの支援

里親が養育に専念できる環境を整えることで、こどもと親に愛が循環する社会の実現を目指して、里親の支援と、児童虐待防止活動を軸に活動しています。(*5)
*5 NPO法人日本こども支援協会 https://npojcsa.com/index.html#

児童虐待を防止するために設立された日本で初めての民間団体です。電話相談ができるこども虐待ホットラインや、虐待に関するセミナーや研修会、講演活動を行っています。(*6)


