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もったいないを「ありがとう」に変えるーーハロウィンに考える、食べ物の分かち合い

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    2025年9月30日 15:29~2025年11月14日 23:59
ハロウィンは、現代では仮装を楽しむ日です。その起源は2,000年以上前、古代ケルト人が秋の収穫を祝い、悪霊を追い払うお祭りとして始まりました。ハロウィンの街をさまよう悪霊たちにお菓子を渡し、元の世界に戻るようお願いしていたことから、現在のトリックオアトリートーーお菓子を分け合う風習へと受け継がれています。 そんな「分け合う」文化がある一方で、日本ではお菓子をはじめ多くの食品が捨てられています。年間で約464万トンもの食品が廃棄される一方で、食事や栄養が十分に得られない家庭が少なくありません。フードバンクは、廃棄される食品を必要な人に届ける仕組みで、暮らしの支援や孤立防止、環境負荷の軽減にもつながります。小さなおすそわけが誰かの「ありがとう」に変わる、そのつながりを一緒に広げてみませんか。
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ハロウィンは、現代では仮装を楽しむ日です。その起源は2,000年以上前、古代ケルト人が秋の収穫を祝い、悪霊を追い払うお祭りとして始まりました。ハロウィンの街をさまよう悪霊たちにお菓子を渡し、元の世界に戻るようお願いしていたことから、現在のトリックオアトリートーーお菓子を分け合う風習へと受け継がれています。

そんな「分け合う」文化がある一方で、日本ではお菓子をはじめ多くの食品が捨てられています。年間で約464万トンもの食品が廃棄される一方で、食事や栄養が十分に得られない家庭が少なくありません。フードバンクは、廃棄される食品を必要な人に届ける仕組みで、暮らしの支援や孤立防止、環境負荷の軽減にもつながります。小さなおすそわけが誰かの「ありがとう」に変わる、そのつながりを一緒に広げてみませんか。

ハロウィンは、街中がカラフルな飾りと甘いお菓子で溢れ、誰もが楽しくなれる特別な日です。子どもたちが「トリック・オア・トリート!」と声を上げながら、楽しそうにお菓子を分け合う光景は、この季節ならではのものです。しかしその一方で、同じ社会の中に「毎日の食事さえ十分に取れない家庭」があることはご存知でしょうか。豊かに見える日本でも、食の格差は確実に存在しています。

この記事では、食品ロスの現状と、その解決策の一つであるフードバンクの活動について紹介します。ハロウィンという「分かち合いの季節」にちなんで、食べ物を「おすそわけ」することで生まれるつながりと、その先に広がる子どもたちの笑顔を一緒に考えてみませんか。

1. 食品ロスの現状

食品ロスとは、まだ食べられるのに廃棄されてしまう食品のことを指します。日本では、2023年度には年間約464万トンと推計されました。この廃棄量は、国民一人ひとりが食べ物を毎日102g、年間でおよそ37kgも捨てているのと同じ量にあたります(*1)。

出典:*2より、筆者グラフ作成

食品ロスの発生量は政府や民間、企業の努力により減少傾向にあります。しかし依然として多く、取り組みの余地が残されています。

この背景には、賞味期限切れによる廃棄や、規格外品の販売困難、飲食店・家庭での食べ残しなど、私たちの身近な生活や社会全体の仕組みがあります。豊かな国でありながら、多くの食べ物が「もったいない」とともに捨てられているのが現状です。

一方で、同じ社会には「食卓に並ぶ品数が限られてしまう」「明日の食事をどう確保するか悩んでいる」といった家庭が存在します。つまり「余っている食べ物」と「必要としている人」の間には、まだ埋められていない大きなギャップがあるのです。

*1:農林水産省、2025、「食品ロスとは

*2:環境省、2025、「我が国の食品ロスの発生量の推計値(令和5年度)の公表について」

2. フードバンクとは?

「フードバンク」という言葉を聞いたことはありますか?フードバンクとは、品質には問題がないのに、さまざまな理由で捨てられてしまう食品を企業や家庭から寄付として受け取り、それを必要としている人々に無償で提供する活動のことです。

いま日本には、子どもの健やかな成長に必要な食事や栄養が十分に得られない家庭が少なくありません。大多数の人々が享受している生活水準と比較して貧しい状態を示す相対的貧困率は、2021年には日本全体で15.4%、ひとり親世帯では44.5%にも上ります(*3)。

しかし、こうした課題は私たちの目には見えにくく、時に家族の孤立を生み、支援を求める声が届きにくい場合があります。フードバンクは、その「見えにくい貧困」に寄り添い、食のセーフティーネットとして機能しています。

食品を循環させる仕組みを作ることで、「もったいない」食べ物を「ありがとう」に変えていくーーそれがフードバンクの役割です。

*3:厚生労働省、2022、「2022(令和4年)年 国民生活基礎調査の概況 Ⅱ各種世帯の所得等の状況」、p.14

3. フードバンクが必要とされる理由

フードバンクの役割は、単に食品を届けることにとどまりません。生活の苦しさを抱える家庭に食を届けることは、その家庭と社会をつなぐ大切な接点となります。食品を通じたつながりが、孤立を防ぎ、地域や行政の支援へとつなげる大切な入口になります。実際に、フードバンクをきっかけに生活相談や学習支援など、より幅広いサポートへ結びつくケースも少なくありません。

特に子どものいる家庭にとって、安定した食事は心身の成長に不可欠です。経済的な理由から栄養が偏ると、健康面への影響だけでなく、学習意欲や集中力の低下につながると指摘されています。子ども期の食の格差は、その後の教育格差や将来の貧困リスクにつながりやすく、社会全体にとっても大きな課題です。

さらに、フードバンクは環境の観点からも重要な存在です。家庭からの食品ロスが約半分を占めているとされるなか、捨てられるはずだった食品を循環させることは、温室効果ガス削減にも直結します。2022年度食品ロス量を基に推計した結果、食品ロスによる温室効果ガス排出量の合計はなんと1,046万トンにものぼります(*4)。つまり、廃棄されるはずだった食品を有効活用することは、食の支援だけでなく温室効果ガスの大幅な削減にもつながるのです。

このように、フードバンクは「食を必要とする人の暮らしを守る」だけでなく、「孤立防止」「子どもの未来のための投資」「資源の有効活用」という複数の側面から、社会にとって欠かせない仕組みになっています。

*4:消費者庁、2022、「食品ロスによる経済損失及び温室効果ガス排出量の推計結果

4.私たちの「おすそわけ」が、誰かの「ありがとう」に変わる日

ハロウィンは、「分かち合い」を楽しむ特別な日です。子どもたちが「トリック・オア・トリート!」と声をそろえ、笑顔でお菓子を交換する光景は、その象徴ともいえます。

私たち一人ひとりが、少しだけ食べ物を「おすそわけ」すること。それは、生活の苦しさを抱える家庭にとって、かけがいのない「ありがとう」に変わります。フードバンクの活動はそんな小さな行動が集まって、大きな安心や希望につながる仕組みです。

このハロウィン、街にあふれる笑顔の輪を、食を必要としている人たちにも広げていきませんか?あなたの「おすそわけ」が、誰かの毎日を支え、未来を明るく照らす力になります。


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すべてのこどもたちが「生まれてきてよかった」と思える社会に。困難を抱える親子と「食」でつながり、支える活動を応援してください。

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「お母さんはいつも私たちがおなかいっぱいになってから食べます。今度は一緒に食べられます。ありがとうございます。」 こどもの字で書かれたお便りが届きました。食品を届けたご家庭からでした。きっとこのお母さんは自分の食事は我慢して、こどもたちに先に食べさせているのでしょう。おなかいっぱい食べさせたい母親の願いに胸がぎゅっと締め付けられます。 現在、日本ではおよそ9人に1人(2021年厚生労働省調査)のこどもが支援を必要としています。ひとり親世帯の2世帯に1世帯が経済的に厳しい暮らしを余儀なくされており、物価高騰が止まらない昨今では、親子の生活は厳しさを増しています。これに対し、日本ではまだ食べられるのに捨てられる食品は年間464トンと推計されており、食事が満足にできないこどもがいる一方で、私たちは食品を大量に捨てている現状があります。 当法人は、食料支援を入口に、さまざまな事情により困難を抱える親子とつながり、企業や個人からご寄贈いただいた食品を無償で届ける活動を行っています。食料支援を入口に、「助けてほしい」の声にこたえ、誰も取り残すことのない助け合いの社会をつくることを目的に活動をしています。 かけがえのない宝物であるこどもたちが、そして今を生きる大人たちが「生まれてきてよかった」と心から思えるやさしい社会を一緒につくっていきましょう。ぜひ、私たちの活動を応援してください。

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